Adagioな日々

ワインづくり奮闘記 そしてときどきピアノ

醸造用ブドウ栽培に必要な農業機械

本日の気象データ
天気:未明まで雨 のち晴れ時々曇り 降水量:3.5 mm 最低気温:12.5℃ 
最高気温:24.4℃  平均気温: 17.5℃ 日照時間:579分 (原村アメダス

今日の作業も芽かきの続き。だいぶ残す芽が確定しているブドウ樹が増えてきたので、芽をかくというより余計な花穂を落とす作業が中心でした。また生長が早いものは、誘引(準備)作業もしました。

今週末から千曲川ワインアカデミーでの講義が再開されます。事前に農業機械についての質問を受け付けますというメールが来たのですが、そもそもどんな農業機械を使っているのかがわかっていないので、質問のしようがない。ということで急遽ググってみると、こんなブログに行き当たりました。

www.karasawanouki.co.jp

もちろん農業機械販売会社のブログですから、あったらより良いというものも含め書かれているのだと思います。それにしてもスピードスプレイヤー(農薬散布機)というものは聞いたことがあるけれど、こんなに大きなものだとは思わなかったし、草刈機に至っては、こんなゴーカートのような形をしているとは思わなかったです。

完全無農薬で栽培しないのであればなんらかの農薬は必ず散布するし、草生栽培をするにしても全く管理しないわけにはいかないので、ある程度草刈りはしなければならない…。つまり農薬散布機と草刈機は必須ということ。

ただ、探してみると農薬散布機にはマルチスプレイヤーとかポータブル動噴というものもありました。ポータブル動噴は車輪がついているので、背負って作業する必要がないというのはよいですが、おそらくあまりたくさんは入らないので、家庭菜園に毛が生えたぐらいの面積しかカバーできないかもしれません。一方、マルチスプレイヤーは大きいので、自分の手で押して作業をするのは大変そうです。が、先日ある女性の農家さん(最近は農業女子と言うらしい)に聞いたら「最初は大変だけれど、できるようになるものよ」と言っていました。人間、必要性があれば何でもやれるのかもしれません。

 

マルチスプレイヤー(丸山製作所ウェブページより)

 

ポータブル動噴 (丸山製作所ホームページより)

草刈機については、刈払機でいいかなぁと思っています。ただ、刈払機もエンジンを使うので悩ましいところです。

できれば化石燃料をあまり使わない農業をしたいと思っています。農業はグリーンなイメージが強いですが、CO2の排出源として欧米ではかなり問題になっています。SDGsの観点から、ニュージーランドのワイナリーではなるべく化石燃料を使わない栽培・醸造・流通を目指しているところも多数あります。日本ではあまりそういった話を聞かないですが、若い世代がSDGsに関心をもって消費するようになっているので、今後、重要課題になってくるのではないかと思います。動力をあまり使わないけれど省力化できる道具があったらいいのになぁ。