Adagioな日々

ワインづくり奮闘記 そしてときどきピアノ

ヴィニュロンヌへの道、そのきっかけ

本日の気象データ

天気:晴れ 降水量:0.0 mm 最低気温:4.3℃ 最高気温:19.7℃ 平均気温:11.0℃ 日照時間:570分 (原村アメダス

 

タイトルにあるヴィニュロン(女性形:ヴィニュロンヌ)とは、フランス語で「ブドウ栽培者」の意味だそうですが、自らブドウを栽培してワインを生産する人をヴィニュロンと称することが多いようです。

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         (ニュージーランド北島のヴィンヤード)

もともとワインもブドウも特段興味があったわけではありませんでした。たまたま10年ほど前にジンバブエにいる友人を訪ねた時、南アフリカのフランシュフックという町でワイナリー巡りをしてその雰囲気が素敵だなぁと漠然と思ったことがきっかけで、ワインの産地をあちこち巡るようになりました。とりわけ印象深かったのは、ニュージーランドのワインツーリズム、そしてギリシャサントリーニ島の独特なブドウの仕立て方や個性的なワインの味でした。


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(左:サントリーニ島の斜面のヴィンヤードの仕立て 右:同島平地のヴィンヤード)

コロナ禍で、第二の人生どうやって過ごそうかと考えたとき、農業がいいかなぁと。トマト栽培もいいけれど、やっぱり単なる一次産業ではなく、ブドウを育てて、ワインに加工して、それを販売して、さらには地域と一体となって観光やその他周辺産業の活性化にも貢献できるかもしれないヴィニュロンヌがいいかなぁと。ヴィニュロンヌになるには、どうしたらいいのだろう…。放送大学で化学を履修してみたり、ニュージーランドの大学の醸造学科がオンラインでやっているサステナブル・ワインのコースを受講してみたり…。しかし、なんだか周辺をさまよってばかりでなかなか本丸に到達しない💦。

そうこうしているうちに八ヶ岳山麓への移住の話が我が家で持ち上がり、八ヶ岳西麓ワインバレーの一角に居を構えることになりました。また、この4月から千曲川ワインアカデミーでワイン用ブドウ栽培とワイン醸造の勉強も始めました。そして、東京で開催された就農フェアで紹介していただいた原村のブドウ栽培・ワイン醸造家の下で、この5月から実際にブドウ栽培とワインの醸造を1年半にわたって指導していただけることになりました。様々な方々との出会いと親切なサポートに心から感謝です。

これから何年かかるかわかりませんが、自分が理想とするワインを醸造できるようになるまでの記録をつけていきたいと思ってこのブログをはじめました。応援していただけると嬉しいです。